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山西なつ美 個展
Natsumi Yamanishi Solo Exhibition
#ファッションアイテム

2025年10月11日

◆会期:2025/10/18(土) -  10/26(日)
    10/21(月)・22(火)
休廊
◆時間:12時 - 18時 ※最終日17時まで
◆会場:RA art Gallery
    神奈川県横浜市中区元町1-24-16 KKR101

出展作家:山西なつ美(Natsumi Yamanishi)
■Instagram / @
natsumi.urushi

https://www.instagram.com/natsumi.urushi/​

【展覧会について】

人は、なぜ「同じ服」を着たがるのか。
そして、なぜ「自分らしさ」を求め続けるのか。

本展「#ファッションアイテム」では、漆芸作家・山西なつ美が、現代社会における“個性”と“流行”の関係を、漆という伝統素材を通して問い直す。

流行を追い、SNSで同じ服を纏うことは、
一見すると「個性の喪失」のように映る。
しかしその内側には、誰もが模索し続ける「自分らしさ」という確かな意志が潜む。

山西は、漆を重ねる行為を「人が経験を重ねていく時間」と重ね合わせる。
その層の中には、表面の艶やかさの裏に潜む矛盾や、
他者と同調しながらも消えない「自己の痕跡」が浮かび上がる。

「ファッションアイテム」は、単なる装飾ではなく、
“どう生きるか?”という私たちの態度の表れである。


本展の作品群は、漆という古来からの素材を纏いながらも、
SNS時代の匿名性、量産性、そしてそこに芽生える微かな「個性」を静かに映し出す。

#ファッションアイテム
それは流行の象徴でありながら、同時に「個」を問う記号でもある。
山西なつ美が提示するのは、「今」を生きる私たちのリアルな鏡像である。

【作家紹介】

1996 大阪府出身
2022 京都市立芸術大学 美術研究科工芸専攻漆工領域 修了
現在  福井県にて作品制作・塗師として勤務

京都市立芸術大学にて漆芸を学び、現在は230年続く塗師屋に職人として従事。
漆をメインの素材として扱い、アート作品の制作を行う。

漆という塗料は単体でも美しいものですが、他の素材との融合や塗り方の工夫によって私たちに様々な表情を見せてくれます。
そんな漆の面白さを、アート作品やプロダクトを通じて多くの人に楽しんでいただくことが私の目標のひとつです。

漆を塗り重ねるように、人もまた経験を重ねて“その人”になる。
一層ずつ重ねるたびに見えてくる、曖昧で愛おしい「個性」をテーマに作品の制作をしています。

【展示歴】

2023 芝田町画廊企画グループ展「芸術抄Ⅳ」(芝田町画廊/大阪)
2024 神戸アートマルシェ(room :926芝田町画廊)
2024 個展「風化する皮膜」(RA art gallery/神奈川)
2024 UNKNOWN ASIA出展(大阪)
2025 SICF26(東京)

【受賞歴】

2019 京都市立芸術大学作品展・平館賞
2020 尼崎市展・特選(教育長賞)
2021 神奈川県美術展・美術奨学会記念賞
2022 京都市立芸術大学作品展・奨励賞

※作品リストはこちらをクリック(pdf 4.4MB)


※ご購入をご検討の方はこちらよりお問い合わせください。

下記サイトからのご購入も可能です。

・Art Scenes(ECサイト)※公開中

​こちらで大きい画像で作品が見れます。

山西なつ美2025ポストカード.jpg

昨年個展開催時インタビュー動画

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